「ミッキーマウス」がやってきた!

バンカー

2009年03月01日 15:32

      「ミッキーマウス」と言ってもカメラのお話です。

      先月、銀座で「世界の中古カメラ市」が開催され、
      その中でも私のマニア心を激しく揺さぶったのが
      「コダック シグネット35」でした。

      それを見てからというもの、シグネット35にとりつかれてしまい
      とうとうバンカー家にやってまいりました!



    コダック シグネット35は、コダック社のレンジファインダーカメラです。
    

    コダックのカメラというと、ドイツのコダックレチナが一般に知れ渡っておりますが
    このシグネット35は、もちろんアメリカ製デス。




このシグネット35は、レンズに書いてある記号番号から1952年製造の初期型であります。

   デザインは、古き良き時代のアメリカを彷彿させる左右対称で丸みをおびた
   当時のドイツ製カメラとは異なる雰囲気のあるデザインとなっています。

   巻き上げおよび巻き戻しノブが耳、ファインダーを目、レンズ鏡胴を鼻とすると
   「ミッキーマウス」に見えることから、愛好家の間ではこういう愛称で呼ばれています。




  といってもすばらしいのが搭載されたレンズ、エクター44mmF3.5です。
  エクターはそのシャープな描写から非常に評価の高いレンズで、
  絞って使うとカリカリ?した写真がとれます。

  私の使っているコンタックスG2のプラナーと似たコントラストの強いシャープな写り
  となります。 (実際今回の初撮りでは数枚ありました。)

  

      このシグネット35、カメラ背面を見てもらえばわかるとおり、
   ファインダー窓が小さく、メガネをかけていると強烈に見にくいものとなります。


    ちなみにファインダー窓を測ってみましたが縦5mm×横7mm・・・(爆)
    唯一の不満点ではあります。



    
   そしてこの時代のカメラは露出計というものは当然ついておりません。

   露出を合わせる場合、カメラ裏板の2枚のスライド板を天候、フイルム種類 (ISO感度
   でなく、当時のコダックフイルムを基準に合わせるようになっています。) に合わせると
   シャッタースピード、絞り値が決まるスケールがあり、当時のカメラとしては便利なもの
   でした。



   一通り、使い方をネットで調べて近所の公園に初撮りに出かけました。



 


     ホントにピントを合わせるのはメガネかけている私にはつらいものがあります。

     まぁ、半世紀前のカメラですからこんなものでしょう~





    下町の路地裏です。

    なにやらすごい顔で迫ってきます!  こうなるとピント合いません。





     シャッタースピードは、 B/25/50/100/300 のみしかありません。

     今回撮っていてわかったのですが、露出がオーバー気味になってしまうので
     もっと絞って撮ると空の色も白とびせずにとれるのかなぁと思います。






     この写真もオーバー気味に撮れています。

     露出とシャッタースピードの関係を頭の中に入れておかないと
     満足な写真は撮れそうもありません。






      ちょっとピンボケ気味ではありますが・・・

      
    しかしながら、けっこう適当に露出とシャッタースピードを決めたんですが
    写らないわけでもなく、なんとな~くいい雰囲気の写真が撮れて気に入っております。




   1952年製 コダック シグネット35  

   程度はいいとはいえませんが、クラッシックカメラとして充分に実用性のあるカメラです。





   メイド・イン・USAの古き良き時代のカメラ、赤丸にkodakのマークがカッコイイ~!

   そして、コダックのエクターレンズも最高~

   腕が上がってきたら、コダックから出ている「プロフェッショナル・エクター」という
   フィルムで鮮やかな写真を撮ってみたいです。


   ひさびさにドンドン使いこなしていきたと思ったカメラです!



                真面目にレポ書いたら疲れましたので・・・・・「おしまい!」
    
  
     



 



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